最強の格闘技
格闘論2
最強のパターン。最強のスタイル。最強の技術が決定したとします。 こう攻めるのが最も効果的である。 そして、こう繋げるのが最も効率的で効果的・・・というパターンが、 あらゆる実験、シュミレーション、過去の試合結果で判明したとします。 しかし、それが公になれば、誰もがそのパターンを使うことになり、 それに対応するパターンが確立します。 こうなると、最強のパターンは反撃される恐れがあるので、 「最強パターン」の次に効果的な「二番目の最強パターン」を使う奴が増えます。 すると、「二番目の最強パターン」に対応する「二番目対応パターン」が開発されます。 これが繰り返されると、 最強のパターンは、最強のパターンではなくなり、 どのパターンを使用するか?という「読み合い」が重要になってきます。 そして、やがて、 「最強のパターン」「二番目に最強のパターン」「三番目に最強のパターン」・・・・・ を誰もが使用するようになり、 さらに、 「最強のパターン対応策」「二番目に最強のパターン対応策」「三番目に最強のパターン対応策」 ・・・も使用するようになります。 そして遂には、 最初は「27番目に最強のパターン」だったパターンが実戦で有効になり、 しかしそれもやがて、27番目に最強パターン対応策が開発され、 28番目のパターンが・・・・・ ここまで来ると、最初の最強パターン&対応策などは「忘れ去られ」、 誰もが訓練練習しなくなります。 なので、ここで、「最強のパターン」を使用すると、誰も対応できないのではないか?と思います。 まぁ、最強パターンの歴史を熟知し、 それをその格闘技術の基本として組み入れいる場合は、対応できると思いますが。 つまり、究極的には、「読み合い」であり、 現在では忘れ去られた「最強パターン」をいかに選択するか?の 問題に行き着くのではないか?と思ったりします。 これらは、いわば究極の達人、現代の格闘トレンド?を知り尽くした者同士の話であって、 それ以外の人達にあっては、この限りではない。 |
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・・・・・1秒で10発・・・・・貫手板割り・・・・・片手腕立て伏せ・・・・・1秒で10.5発・・・・・